高気密高断熱・耐震住宅の優等生です。
シンプルな四角い家は、重心が建物の中央になるので、バランスが良く耐震性が高いだけでなく、コストも抑えられるメリットがあります。
とても暖かい家です。
外観は総2階の真四角でシンプルな見た目です。
およそ14畳のLDKです。
子供から目を離さず、また炊事をしながらTVを見ることもできるようにキッチンは対面としました。
室内干し出来るように、物干し金具も設置しておきました。
寝室には広いクローゼットと隣接します。
将来の子供のための部屋は、遊び心で壁紙を選んでいただきました。
ひと回り広い洗面所には物干し金具も取り付けておきます。
農家の家でしたので、とても敷地が広く、打ち合わせは建築位置とラフプランから始まりました。
敷地の高低差があり、現況の測量も行います。
建築配置図が出来たら、建築位置の伐採を行い、建築予算の確定をする為に地盤調査しました。
出入口が狭く、重機やトラックの出入りが出来ないために、先に出入り口を解体して広げました。
敷地分割と登記のため測量を行いポイントの設置をしました。
ベタ基礎の工事です。
基礎配筋後には最初の検査(基礎配筋検査)を行います。
コンクリートは底板と立上りの2回の打設を行い、型枠を外せば完成です。
土台を敷き断熱材を設置したら、養生シートを掛けます。
4等級75ミリ厚の高性能な床断熱材です。
重機で柱や梁などの構造材を吊り上げて、骨組みを組立てます。
7人の職人さん達の手で、1日で棟を上げて、その日のうちに屋根の防水シートを張りました。
屋根材はガルバリウム鋼板の立平葺きタイプです。
棟から軒先まで1枚の金属屋根なので防水性が高い事、ビス留めとして強風に強い事、ガルバリウム鋼板は耐久性が高い事、軽量で耐震に有利な事などが採用の理由です。
耐震については、大地震で70%以上が全半壊してしまった筋交ではなく、耐震パネルを採用しました。
このころ、2回目の検査(構造金物検査)を行います。
窓を取付けたら外壁の防水シートを張ります。
窓は熱反射タイプのペア硝子と樹脂複合サッシを採用、防水シートは熱反射タイプです。
内外装の壁や床・天井を張る前に先行で給排水管の設置と電気の配線をします。
重量のある玄関庇は先付け金物の設置が必要です。
このころ、勝手口の庇も取り付けておき、外部の防水措置をしたら3回目の検査(防水検査)を行います。
天井下地の野縁を設置したら、断熱施工です。
4等級の水性の吹付断熱材を採用しました。
しっかりと気密性を保持するので、数値よりも快適性能が高い印象です。
事前の現調と打合せを行い、後日ユニットバスを設置します。
壁・天井の石膏ボードを貼ります。
ピンクの石膏ボードは有害物質を吸着するタイプです。
大工さんが窓枠・ドア枠などの枠類を取り付け、石膏ボードを張ったら、ボードの継ぎ目やビス穴などをパテ埋めして平滑に処理します。
このタイミングでツバメのカップルが巣をつくる場所を探してこの家に入ってきました。
壁紙は遊び心満載の色柄を選んでいただきました。各部屋ごとに色柄は変えていただきました。
システムキッチンと食器棚を設置します。
防水シートの上には壁内通気させるために必要な縦桟(胴縁工事)を取り付けます。
この胴縁工事をやらない建物は、湿気で腐食したり、耐久性が大幅に低下する恐れがあるので、どのような外壁を選んでも絶対に手抜きしないでください。
破風板・軒天・外壁パネル(サイディング工事)を張り終えたら、足場を撤去して、玄関庇を取り付けます。
外部の給排水管を掘削・設置・埋設します。
同時に道路からの給排水管を引き込みします。
浄化槽・エコキュートを設置しました。
最近の新築もリフォームも、ガス給湯器とエコキュートの比率はおよそ50%です。
テラス・勝手口・玄関ポーチ・基礎の刷毛引き仕上げ・駐車場土間・階段工事などで全てが完成しました。
2024.10.15
2024.08.21
2024.06.14
2024.06.11
2024.04.30