屋根と壁のリフォームを始めるにあたり、足場を掛けます。
足場を掛ける際には、その障害となるものがあったりします。
今回はアルミテラスの屋根が足場の障壁となるので、足場を掛ける前に取り外しました。
取り外した足場は倉庫に持ち帰り、保管しております。
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いよいよ足場を掛けて、翌日には屋根の解体を始めます。
屋根の解体は、天気予報に留意します。
必ず3日間以上の晴れが続く日程を選び、段取りしています。
2階の母屋根解体は、晴れが続き、順調に進みました。
2階の瓦撤去が完了しました。
古い瓦の下地は、杉板の上にフェルトと呼ばれる防水シートが敷かれています。
ほとんどの場合、防水シートと下地の杉板は劣化が進んでいて、やり直さなければならない状態です。
翌日は晴天の予報でしたが、万が一を考えて、ブルーシートで雨養生をしておきます。
養生を完璧にしておけば、今夜もゆっくり休むことが出来そうです。
翌朝には養生のブルーシートを剥がして、野地板工事が始まります。
この場合、古い杉板を撤去するようなことはまずありません。
杉板を剥がせば、垂木の骨組みだけとなり、作業のための足場が無くなり、とても危険な作業になります。
また、杉板を撤去することにより工期を伸ばしてしまうために、雨漏りリスクを増大させてしまいます。
今回は杉板の上に12ミリの構造用合板を張り、その上にアスファルトルーフィング23kgを敷き込みます。
2階の母屋根の工事中には、1階の下屋根部分の解体工事が始まっています。
屋根の上に載っているアルミバルコニーから解体撤去します。
バルコニーは現在使っていないとのことで、再設置はしないことになりましたので、解体後に処分します。
解体作業中には明日以降の天候を確認しますが、残念ながら雨天となっていたので、下屋根の解体日程は再度段取りしなおすことに。
解体した翌日に野地板工事・ルーフィング工事となるので、晴れ予報が3日以上続いていないと工事を進めることが出来ません。
今日の作業は、母屋根のアスファルトルーフィング工事でいったん終了となりました。
後日、晴れが2日間ほど続いたので、母屋根の金属屋根工事を始めました。
金属屋根には縦平葺きを選択しました。
屋根頂部の棟から軒先まで1枚でつながっている縦平葺きは雨仕舞が良く、その長い屋根材をビス留めしているので、台風など強風にも強い構造です。
金属は錆が出るのでは、と心配される方も多いと思いますが、ガルバリューム鋼板製が主流で、赤錆については10年~15年のメーカー保証です。
実際に施工した現場では、20年経過でも僅かな色あせ程度。
金属の耐久性は高く、必要なメンテナンスは30年後に色あせた屋根の塗装だけです。
破風板もガルバリウム鋼板で仕上げます。