木の香りのテラスハウスにリフォームしました。
キッチンのご要望は巾1800のスペースに食洗機と冷蔵庫とIH。メーカーにはそのようなキッチンは無いために手作りすることに。
スペースに限りがあり、冷蔵庫は入らないので諦めていただき、図面を作成して、お施主様に承認を得て、チーク材で作成しました。
薪ストーブはご家族にとっての必須アイテムでした。
床はオーク、壁は桐、天井は赤松。
木の香りの充満している、リラックス必至の健康住宅です。
床・壁・天井には湿気に強いチーク材を使っています。
猫足のバスタブと洗面化粧台は輸入品です。バスタブの入荷には1か月かかりました。
海外から日本への移住のご家族には必須のアイテムです。
赤松の造作階段はとても足触りが優しく心地良い階段です。
蹴込板にアクリル板を入れて裏から照明を当てれば足元灯に。
手摺は赤松の桜柄です。
可能な限り天井を高くしたいというお施主様のご要望で、天井裏の梁が出てしまいましたので、塗装をしてアクセントにしています。
床は桐、壁も桐、天井は赤松です。桐の香りが部屋全体に充満しています。
足場を掛けて建物の点検したところ、スズメバチの出入り口を発見。
駆除の仕事から始まりました。
壁の中から大きなスズメバチの巣が出てきました。
幸いにも、早く気が付いたので、誰もさされることはありませんでした。
解体工事は構造骨組みと屋根を残し、スケルトンにします。
骨組みにしたら、構造材のチェックをします。
土台や柱など、広範囲に腐食しています。
強度の無い部分は全て交換します。
鎌倉は山沿いの湿気の多い土地が多く、その影響で構造材が腐食していました。
床下に防湿コンクリートを打設して、湿気対策します。
土台・柱などの主要な構造材は30本以上交換して、1ヶ月かかりました。
床下には高性能な断熱パネルを敷き込みます。
床下の給排水管は塩ビ管を使っています。
柱頭柱脚金物、羽子板、筋交金物など100個以上の金物類を取り付けて補強します。
窓は全て断熱性の高い物に。
樹脂複合アルミサッシ・Low-Eガラスを採用しています。
外壁部は水蒸気は通しても水は通さない透湿防水シートを張ります。
屋根材は強風に強く耐久性も高いガルバリウム鋼板を採用。
立平葺きは棟から軒先まで1枚の防水性の高い屋根材です。
縦桟(胴縁)を取り付けます。
壁内部を通気させて乾燥させる大切な工事です。
壁と天井の断熱は吹付断熱で高気密高断熱としました。
天井を高くするためには、電気の配線は梁の上を通さなければなりません。
リビングの床材には施主の希望で床暖を設置しました。
天井を高くしたために、小屋裏の梁が見えています。
梁の化粧には自然塗料をつかいました。
天井は赤松、壁は桐。
天然木の香りが漂っています。
モルタルだった外壁はすべて解体撤去して、セメント成型板のサイデイングに張り替えました。
既存のバルコニーは撤去して、可能な限り大きくバルコニーを設置します。
既存のポーチタイルは壊さずに、上からタイルを貼るカバー工法です。
2階北側にご希望のバルコニーを設置しました。
お施主様のアイデアで、山側の雨水が庭に溜まるのを防ぐため、側溝から雨水桝へ流すことにしました。
次回はこだわりの庭づくりをしたいとのことでしたが、それまでの間は人工芝で奇麗にする事になりました。
門扉・フェンス・デッキ・ポスト設置して完成です。
2024.10.15
2024.08.21
2024.06.14
2024.06.11
2024.04.30