大磯で戸建ての屋根と壁をリフォーム

母屋根の工事は

完了して、下屋根の工事に進みます。

母屋根、下屋根を一度に解体できれば、効率が良いのですが、悪天候に見舞われて、室内をビシャビシャに汚してしまう事になりかねません。

なので、主屋根工事が完了したら、次に下屋根という順番で工事をすすめます。

解体した下屋根は、雨の養生で、ブルーシートを敷きます。

解体のたびに養生を繰り返します。

翌朝には養生を撤去。

合板を張ります。

この合板は屋根工事のマニュアルに12ミリ以上と規定されています。

屋根を釘止めする際の保持力を確保するためです。

合板を張り、その上にアスファルトルーフィング(防水シート)を張ります。

これで雨養生になります。

屋根の防水シートが完了したら、すぐに足場を移設します。

足場の移設は、壁の解体をするためです。

本来は、屋根を葺き上げた後に足場の移設となるはずです。

しかしながら、壁の解体で屋根を汚すという予想を立てて、壁の解体工事を先行しました。

外壁モルタルを解体すると、その下にはラス板が出てきます。

この段階で、雨漏りがある場合はその原因を調べます。

念入りに調べて、対策を講じます。

外壁モルタルの解体すると、ラス板や柱の腐食が見つかることはよくあることです。

サイディング仕上げと較べて、外壁モルタルは通気層が無い分、雨漏りや木部の腐食が発生しやすいのです。

腐食した部分は速やかに補修いたします。

古い窓には、内付サッシの場合も多く、木製戸袋やサッシ廻りに木枠などが付いています。

お施主様のご希望により、一部は新しいアルミサッシに交換しました。

外壁モルタルの解体、補修、アルミサッシ取付が完了しました。

外壁には透湿防水シートを雨の養生として張ります。

この時に、雨漏りの発生しないように、窓廻りなどには防水テープを回しておきます。

外壁の防水シート施工と同時に下屋根の施工をします。

壁と屋根の取り合い部はしっかりと防水処理を施すためです。

破風板と軒天はガルバリウム鋼板で仕上げました。

ガルバリウム鋼板は赤錆10~15年保証の高耐久な金属です。

錆びたり穴が開いたりする心配が無く、屋根がとても軽量になります。

さらに今回のような縦平葺きタイプは、釘止めではなくビス留めとなるので、強風にも強くなります。

次に、外壁に黒いシートを張ります。

アスファルトフェルトと呼ばれる、外壁モルタル下地に使う防水シートです。

このシート張りの段階でも、各部の取り合い部を防水テープとシーリング工事でもう一度防水処理します。

ラス網を張ります。

汚れやすい下屋根などは養生シートを被せてから、外壁モルタルを下塗りします。

再度、モルタルの中塗りします。

中塗り完了後に、アルミサッシに交換しなかった木製戸袋など、木部を塗装します。

木部の塗装が完了したら、外壁吹付塗装の準備として、窓や下屋根、基礎などの取り合い部を養生します。

外壁の吹付は「ソフトリシン」で決めました。

比較的安価ながらリシン掻き落としのような風情があります。

弾力性もあり、ヘアークラックの防止になります。

アルミバルコニーを撤去した窓には手すりを設置。

雨樋を取付します。

足場を撤去しました。

工事はあと少しで完了します。

木部の玄関引き戸はカバー工法でアルミに。

既存引戸を撤去して、アルミ枠を取り付けます。

カバー工法は床や壁を壊さずに、きれいな玄関になります。

雨戸と鏡板は足場撤去後に取り付けて、傷つくことを防止します。

雨戸設置の際には建付け調整も行います。

ソフトリシンの吹付後には乾燥して、きれいな外壁の状態を確認しました。

解体時に壊れてしまった縁側を修復します。

床板は桧を加工して設置しました。日の木の香りが漂っています。

アルミテラスの屋根を復旧して、これですべての工事が年内ギリギリに完了することが出来ました。

打ち合わせで約1か月と工事期間で約3か月間の約4か月間のお付き合いをさせていただき、幸せのおすそ分けまで頂いたような、幸せな気分の工事でした。

ありがとうございました。

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