推定ですが築70年にもなる古民家のリフォームを始めています。
キッチンの解体をしています。大工さんの造り付けキッチンでした。
壁の解体すると、壁の中には竹を編んだ下地と泥壁が出てきます。
そのために、普通の家の4倍のゴミが発生してしまいました。
ちょっと待てよ。基礎に蟻道があります。
シロアリがいるかもしれません。
最近は、解体すると3割くらいの確率でシロアリの被害を見つけます。
テスト用ハンマーで思いっきり叩いてみました。
土台は微動だにせず。叩いた傷さえありません。さすがは栗の木です。アリは栗の木を食べることが出来ず、逃げてしまったようです。
もしも防蟻処理した注入土台でしたら、すべて食べられていたに違いありません。そのような家をときどき見るので、おそらく防蟻処理はシロアリには通用しないのでしょう。
昔から土台は”栗”か”ヒバ”といわれています。腐食しにくく防虫効果を持った土台を選んで家づくりをすることが大切と実感しました。
なんでも、この家は大工さんの自宅で自分で建てた家とのこと。「材木の適材適所を熟知していて建てた家」なんだと感服します。