鎌倉でスケルトンリフォーム

鎌倉市内での新築工事に続き、鎌倉市内でリフォームが始まりました。

今回はスケルトンリフォームなので、解体に先立ち足場を掛けて現況調査したところ、エアコンダクトの穴からスズメバチが出入りしておりました。

壁の中に巣をつくってしまったようで、壁の中からは音がしています。

天井裏も飛び回っていて、近づくのも危険な状態から、解体工事前に駆除を依頼しました。

壁の中からは大きなスズメバチの巣が。

これで安心して工事が進められます。

床・壁・天井を撤去して骨組みの状態にします。

大引は腐食で全滅していました。

土台も広範囲で腐食しています。

柱は16本も交換となる難工事です。

柱・梁・土台などの構造材を取り換え、接合部の金物を取り付けます。

古い建物は一切金物が使われていないので、柱頭注脚金物・火打ち金物・短冊・筋交金物など、訳200個の金物を取り付けました。

山際の家は湿気が多くなり、常に湿気にさらされる家にはカビ・キノコが繁殖して、木部を腐食させます。

お施主様のご希望で、床下に防湿コンクリートを打設します。

窓を取り付けたら外壁側に防水シートを張って、雨養生します。

防水シートの上には胴縁を施工します。

外壁と防水シートの間に通気層をつくり、建物を乾燥させる胴縁が建物の耐久性を向上させます。

大引・根太を設置して、ミラネクストラムダという高性能(4等級)な断熱材を敷き込みます。

同時期に床下の給排水のやり直しです。

床合板を張り終えたら、壁と天井の4等級の吹付断熱工事(アクアフォームLITE)です。

魔法瓶のように隙間なく断熱されましたので、暖房の効きが良くなり、暖かい冬を過ごせるはず。

電気の配線を張り巡らします。

リビングには床暖房を設置。遠赤外線のヒートプラスを採用しました。素早く温まるのが特徴です。

屋根は傷みが激しく、ガルバリウム鋼板の金属屋根材で葺き替えします。

弊社の屋根標準採用のガルバリウム鋼板は、アルミ亜鉛メッキされているため、錆びにくく、沿岸部でも使える高耐久屋根材です。

また、あまり知られていないのですが、傷にも強く、欠損部分は亜鉛が溶け出してふさがるため(犠牲防食機能)想像以上の耐久性があるそうです。

天井は梁をむき出しにしての勾配天井です。

天井には赤松を張り、梁はきれいに塗装して、ダイナミックな天井です。

壁は桐を張って、天井には赤松。気に囲まれた空間です。

特に桐で囲まれた空間は、桐の調湿機能により、適度な湿度を保つため、カビが発生しにくくなりますので、クローゼットなどの収納には使いたいものです。

桐でつくる寝室は、乾燥しすぎず呼吸も心地よい空間になります。

階段は赤松で造ります。

手摺は桜柄の赤松材です。

階段の蹴込には足元を照らすように照明を仕込みます。

床・壁・天井すべてチーク材で、バスルームは湿気に強い材木で仕上げます。

キッチンはオーダーです。

カウンタートップは人造大理石でオーダー、枠・扉はチーク材で製作しました。

薪ストーブはお施主様の必須条件でした。JOTULというメーカーの商品を採用しています。

勾配天井なので、天井が高く、ダイナミックな梁に目が留まります。

外壁はサイディング。壁内通気をとりやすく、木造の耐久性向上のために、弊社の標準採用になっています。

前自部のシーリングでサイディング工事は完成です。

シーリングの耐久性が心配でしたら、目地の無いサイディングもあります。(ちょっと高価です。)

外壁完了後、アルミバルコニーをひと回り大きいサイズに交換します。

玄関・ポーチのタイルはカバー工法で。

山側から敷地内に入ってくる雨水を少しでも減らすために側溝を設置します。

山側にバルコニーを設置。

フェンスを設置して、整地して人工芝を張りました。

門扉・フェンスをやり直して、人工芝を敷きます。

間もなくスケルトンリフォームが完成します。

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